痔のFAQ

Q.痔の治療と保険

Pocket

今回は保険について話します。

本ブログをお読みの方で、一点、誤解していただきたくないことは、私が訪れた梅田の病院は、日本でも有名な名医であって、手術代も適正、多くの患者が治癒されていらっしゃるいるということです。(文章で誤解を与えていたらすいません)

痔に健康保険は適用されるのか?

そもそもの話として、日本国民は健康保険のもと、ほとんどの医療行為に保険が適用されます。しかし、一部の医療行為は、自由診療としてカウントされ、健康保険が適用されないケースがあります。そして肛門に関わる診療は、自由診療となることが多いのです。(それが、結果として、「肛門科の治療には保険が適用されないらしい」パーセプションにつながります)

なぜ痔は、自由診療になるケースが多いのか?

では、医療機関がなぜ肛門に関する治療を自由診療に設定するのでしょう。
まず、自由診療かどうか、は基本的に病院が意思決定します。
その意思決定の際、「肛門に関する診療・手術には保険率が低く設定されている」というがドライバーになり、自由診療を選択する機関が多いようです。
つまり、保険率が肛門よりも高い内科や外科もポートフォーリオで持っている総合病院と違い、肛門にフォーカスしている医院は、良質の医療を提供したい、しかし肛門しか扱わなくなると(保険料が低く設定されているので)経営的には厳しい。
結果として、良質の医療を提供することを優先し、自由診療という道(健康保険が適用されない)を選択するのです。

国民病ともいえる痔にたいして、私がとれるアクション

国民の30%が痔、と言われる時代になり久しいです。
しかし、現実にはこの高い手術費用を負担することが難しく、慢性的に痔を抱えている人が多いのが現状。
ぜひ、この状況が改善されればと、そしてなるべく痔に関する情報量を増やし(加えて、できればエキスパートの方との接点を増やし)、「日本のアナルの民主化」の一助となりたい。
それが、私がこのブログを開設した理由の一つです。
(ですので、医療関係の方、ご指摘ありましたらコメントをいただけますと幸いです。)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です