このブログが知られるようになって「私も痔なんですよ」と、様々なツールで告白されることがあります。
「ちなみに、いぼですか、切れですか?」
上記の質問をよくされるのですが、皆さんご存じのように、痔には大きく3種類あります。
「いぼ痔」は肛門の内外に、うっ血してしまう痔で、日本人の痔の50%を占めます。
「切れ痔」は肛門が切れてしまう痔で、日本人の痔の45%くらいです。
そして、残された5%が「あな痔」。これは、直腸に細菌が入り込むことなどにより腫瘍ができ、それが進行し最後は肛門の横まで穴が貫通してしまう痔のタイプです。
あな痔はその仕組みからくる通称で、正式名は「痔ろう」といいます。激しい痛みが伴い、完治への道が長いことから、「キング オブ 痔」とも言われています。
この3つの類型は、痔の経験を持つ人だと結構おなじみなので、皆さん覚えてしまいましょう。
よくある使い方の一例ですが「いぼですか、切れですか」と言われ、私が「いや、実は、私は『あな』なんですよ」と答えると、「お、キングですな!」というやり取りに発展することが多いです。
次回以降、痔のメカニズムについても、少し踏み込んでふれていきましょう。