肛門の痛み。字にすると滑稽だが、痛みは尋常ではない。証拠に、自慢ではないが、俺はその時の会議の内容を、はっきりいって、なんにも覚えていない。
だが、俺がとった行動はしっかりと脳に残っている。
トイレに、おしりチェックに行ったんだ。
俺の家の家訓は、善は急げ。思い立ったらGO。
当時俺のデスクがあったオフィスの22階の、トイレの個室で服を勢いよく脱ぎ、俺の人差し指をそっとあてがう。
「おしりに、パチンコ玉が埋まってるよ」
いや、この俺の肛門にめり込んだパチンコ玉(みたいな腫瘍)が痛みの原因と誰が決めた? こいつは仮説の一つにすぎない。ビジネスも肛門も同じだ。仮説はすぐに検証するに限る。
パチンコ玉をぐいっ、と押してみる。
「死ぬほど痛い。。。」
気絶するかと思った。
15分後、荷物をまとめた俺は上司にドライに言い放った。
「おしりが痛いので帰ります」
そんな目で見ないでください。わかってる。俺はプロジェクトの要。取り替えのきかないピースだ。しかし、目の前の利益でなく、中期的な成功をおさめてこそ、真のビジネスリーダーだ。その時、俺は自分の姿を、小型トランジスタを開発後、権利の売却という目の前のキャッシュではなく、中期的に育てる道を選んだソニーの盛田氏に重ね合わせたという。
そして、大阪天満の自宅に帰宅後、googleで肛門について調べ始めたのである。
コメントせずには入られなくなって出てきちゃいました。
筆者にこんな大事件が起こっていた22F。同じ場所にいたのに、ここまでひどいとは知らず、優しい言葉を掛けてあげれなくてごめんなさい。でも、気になって、デスクは見に行ったんですよ。
面白すぎます!!
美子さん
すいません、名前のみではどなたかわからないのですが、間違いない同僚の方ですね。はい、ある時期は、参勤交代のように私のデスクに人が訪れる時期ありました。はい、結構大変だったんです。みんな笑ってばかりでしたけど(笑)古き良き思い出ですね。
> コメントせずには入られなくなって出てきちゃいました。
> 筆者にこんな大事件が起こっていた22F。同じ場所にいたのに、ここまでひどいとは知らず、優しい言葉を掛けてあげれなくてごめんなさい。でも、気になって、デスクは見に行ったんですよ。
> 面白すぎます!!